1月5日(火) 美波町の落とし込み釣り

初釣り 第二弾。

特に釣行予定はなかったが

天気もまずまずよさそうだったので 前日の夕方から画策。


乗合い募集している船をチェック

タイは今日釣らせてもらったのでパス

ヒラメは小さいサイズしか釣れてないし

タチウオ洲本沖遠征は人数集まらず中止になったそうだし

オニカサゴは今からリールのライン巻き替えたりエサの準備したり大変だし


…で 阿南の清和丸さんに 新年のご挨拶かねて電話。

最近どうですか?

今日はベイト反応どこにもなくて 13時まで船中ボーズだったとか

明日は初心者の方やレンタルの方や年配の方ジグの方や女性の方と

メンバー的にも ゆる〜い釣りになりそうだし

釣れてないからやめときましょうと船頭さんから言われたので

じゃぁまた 釣れているときに伺いますと電話を切った。


電話を切って一時間後…

やっぱり行きます。乗せてください!と

いつものように前夜飛び込みで清和丸さんへ。



北風3〜4mの凪予報だったはずなのに

いつのまにやら5〜7mになっていた。


沖に出ると爆風ですがな。 

朝から白波ボコボコで釣りになりません。

ゲロゲロ注意報 発令中。



おまけに雨まで降ってくる始末。


船頭さんとしてはベイト反応はどこも薄いようなので

漁礁に付く小アジをキープして その後上から落とす作戦のようだ。

「アミカゴ付けて小アジ釣ってよ〜

サビキは細い方がええけど 太いんでもOK」


とりあえず12号でやってみようか。


オモリが底に着いてアミカゴ振って小アジが掛かったと思ったら

ガクガクガクって いきなりヒット?

釣り開始30秒でメジロ釣れた…



ここは小アジを釣るポイントだったんだけど

最初から本命ヒットしたので

小アジが掛かっても仕掛けを揚げず

飲ませサビキで通してみることに。


漁礁周りの落とし込み釣りは

ラインを出せば漁礁に巻かれ

ラインを止めればブレイクと

消耗戦になるので得意ではないのだが。


細いサビキで釣られている方は早々に20匹あまりキープ

私は小アジが掛かっても本命からのアタリを待っていたので

まだ10匹もキープできていない。


しかし波風さらに強まり 立っていられない状態に。


船頭さんは ここでの釣りはムリと判断し

前日唯一釣れたというポイントから逃げるように撤収。

北風に追われるように南下。



ベイトは何処も薄いようなので

ここからは確保した小アジの弾で胴突き一本仕掛けで狙うようだ。


持ってきたつもりの胴突き一本枝仕掛けが見当たらず

揺れる船上で一から作り直し。

船を回すたびに海水シャワーを浴び

こんな状態で仕掛け作っていたら酔いそうだ。


小アジをエサにした方はハマチやサワラを釣り上げている。


仕掛けも完成して さぁいくぞと思ったら

またしばらく走りま〜す 後ろに避難していてください とポイント移動。


北風がさらに強まり ここでも無理と判断されたようだ。



前半戦終了。

これほど過酷な釣りになるとは。

この時点までは 昨夜の船頭さんの言うことを聞いておけばよかったかなと

正直心の中で思っていた。



南下途中 高性能ソナーが由岐沖でベイト反応を見つけたようで

船は急旋回。


小アジを付けて仕掛けを下ろそうとしたら

ベイト固められて まわりに大型魚の反応もあるようなので

サビキ落としてみて〜


半信半疑で仕掛けを投入すると

そこはまさに楽園(パラダイス)だった。


ベイトが掛かったと思えば 即ヒット

船中ほぼ全員竿を曲げている。



ハマチ〜メジロ大 が次々揚がってくる。

Wヒットも連発。


漁礁ポイントのベイトは小アジだったが



ここのベイトはスーパーウルメ。

これは宝のヤマだ。

アジベイトとは活性が全然違う。


アジやサバベイトなら メジロやブリしか釣れないが

ウルメならいろいろな魚がアタックしてくる。



良型マダイもバンバンヒット。

釣れたら最低ロクマル。


ジギングの方も次々とヒットさせている。


青物はハマチ〜メジロ〜ブリまでサイズいろいろ。



瀬戸内ならブリと呼べる85cm


ただ贅沢な悩みとして

仕掛けに付いたウルメの数だけアタックしてくるので

メジロやブリが複数ヒットすれば

ドラグ緩くしていても やわらかい竿を使っていても

海中で反対方向に引っ張り合いするので

12号仕掛けであっても 大きい方が枝をブチ切っていってしまう。


あっハマチが付いた…追い食いを狙っているわけではないのに

巻き上げ中に竿がさらに引き込まれ

あっ ブリが食い付いた

ブチッ バレた!  みたいな感じ。


大ダイらしきゴンゴンと頭を振る魚を掛けて

ようやく底を切って こりゃ相当の大物だぞと思ったら さらにタイのアタリ

あっ これはヤバいと思ったら案の定 ブチッ!

でもまだタイ付いている?

ロクマルのタイが揚がってきたが その下は幹から仕掛け切られていたなんてことも。


捕食魚がかなりの数いて

ウルメを押し固めているようで

ベイト反応の範囲は狭いようだが

ウルメさえ掛かれば百発百中でヒットしてくる。



そしてヤツは突然やってきた。



ウルメが付いた仕掛けを底まで落とさず

ゆっくりゆっくり上へ誘い上げていると

ドラゴンタチウオのアタリみたいに竿先のテンションが一瞬抜けて

次の瞬間 ものすごい走りで

一気にラインを30m以上引き出された。

これは間違いなくブリの大物。

走りを止めるとラインブレイク必至なのでドラグを効かせて

ゆっくりゆっくり引き寄せる。

何度も突っ込まれラインを出されたが 何とか身柄確保。



105cm 13kg

自己記録には少し及ばなかったが 久々にこのサイズ釣ったな〜

ちょうど10年ブリ 2011年1月6日



針ハズレしたり ダブルヒットトリプルヒットしたりして

12号ラインとばされたり バラシまくったのだが

ヒットの嵐は止まらない。



運よく揚がった サワラ90cm


50cmのハマチはリリースすると

群れの仲間も連れて逃げていくようなので

リリースせず クーラーにも入れず イケスへドボン。


それでも昼には氷抜きハマチ抜きでこの状態。



60Lクーラーの蓋がしまりません。

途中から船備え付けの100Lのクーラーに移し替え。


釣り溜めていた小アジをサビキにひっかけて落とすと

底に着くまでもなくメジロやハマチがアタックしてくる。

魚が完全に狂っている状態なのか

もうどうやっても釣れちゃう状態。


他の方々も これ以上釣っても…という感じになり

少し早めの13時 沖上がり。

実釣3時間ほど 7人でこれだけ。

ハマチ〜ブリ50本くらい (他にもイケスでハマチ泳いでます)



この時期にスーパーウルメのナブラで釣るなんて

これまでにはなかったこと。

海の神様から ステキなお年玉をいただいた。


こんなことは もうないんじゃないかと思えるほどの釣れっぷり

落とし込み釣りの爆発力を久々に堪能できた1日だった。




本日の釣果 ハマチ 8匹 メジロ〜ブリ 6匹
         マダイ 3匹 サワラ